初代 宮田萬吉が文化元年(1804)年に創業しました。参勤交代の途中、大阪で煙草入れを拾い、落し主よりお礼として酢の醸造法を伝授され、故郷に帰り酢屋を始めたのが蔵の興りです。
四代目 宮田猪積が大正10年に焼酎の製造も始め、昭和3年にみりん・醤油の製造を始め、平成の現在は七代目 宮田育紀が当主として受け継いでいます。
現在の株式会社宮田本店の建物は4つに分けられますが、住居・事務所は大正初め、石蔵は昭和3年、作業蔵は太平洋戦争後、焼酎仕込蔵は昭和57年に建造しました。
特に、石蔵は地元の椱原石を使い80余年の風雪に耐えてきた風格のあるもので、入口の二重のアーチには独特の美しさがあります。